フォルクスワーゲンの特徴

自動車大国ドイツの自動車メーカーであるフォルクスワーゲンは、1937年にドイツ労働戦線によって設立されたという特殊な経歴を持つメーカーです。
ドイツの配膳後はイギリス軍人によって復興、現在まで世界中の自動車産業に影響を与える自動車メーカーにまで成長しました。

ヨーロッパでも最大規模の自動車メーカーとなっており、傘下にはアウディ、ランボルギーニ、ベントレーなどの超有名メーカーが名を連ねています。
2007年にはフォルクスワーゲンの民営化と同時に制定された「フォルクスワーゲン法」がEU（欧州連合）の法令に違反しているとして廃止。
安定株主を探した結果、歴史的に関係の深いポルシェと経営統合する形となりました。

代表車種

世界全体で50種類以上の車を販売しているフォルクスワーゲンですが、日本で安定した人気を誇っているのはビートルとゴルフの2台です。

ビートル
2019年に惜しまれつつも80年の歴史に終止符を打ったビートルは、新車での販売終了後も高い人気を誇っています。
最終モデルは2011年に発売されたザ・ビートルで、ビートルの名称を持つ車としては3代目です。
海外では2020年に販売終了となりましたが、現在でも中古車市場で安定した人気を誇っています。
最初のビートルが1938年に登場してから80年間継続して製造・販売されていたことから、今でもフォルクスワーゲンの代名詞的存在と言われています。

ゴルフ
ビートルに代わるフォルクスワーゲンの代表的な車がゴルフです。
世界での販売台数は3,500台という異例中の異例の大ヒットを記録しており、現在でも新車・中古車問わず購入希望者が多い車でもあります。
歴史としては浅いものの、それでも1974年がゴルフのデビューであることを考えると十分に歴史を持っている車と言えるでしょう。

買取・査定のポイント

庶民の車というコンセプトで作られた自動車メーカーであるだけに、ターゲットをファミリー層に絞っているのが特徴のフォルクスワーゲン。
買取査定の際には、特に汚れがちな室内空間の美しさが高額査定の鍵を握るでしょう。
選択する車種にもよりますが、基本的にはリーズナブルな価格帯がほとんどで、独身からファミリー層まで購入しやすい車です。
特に最も人気が高いゴルフは、一部ではコンパクトカーのお手本と言える存在とも言われており、ファミリーカーのベンチマークとして有名です。
家族連れは中古車を購入する際に、車全体のコンディションと室内の美しさをチェックする傾向にあります。
これは一度購入した後は、5年以上は乗り続けるであろうことを前提としているためで、新車の状態に近ければ近いほど高額査定が実現できる可能性が高くなるのです。
幸い正規ディーラーの数は多く、全国どこででもディーラーによる点検や車検を受けることはできます。
しかし中古車で購入する際は、前オーナーがどのような使い方をしていたのか、長く乗り続けることはできるかが一つの判断基準となるでしょう。
中古車買取店の査定担当も同じ目線でチェックしていることが多いため、年式は走行距離にばかり目を向けず、室内の美しさもきちんと確認しておくことをおすすめします。